要注意!渓流の危険生物たち(秋田版)

いやー、物騒なタイトルですねー!

でもね、渓流って自然豊かなとこですから、魚以外にもいろんな生物が生息してます。
その中には、腕っぷしのいいヤツとか毒持ってるヤツとか、いわゆる『危険生物』も当然いるわけです。

今回は、そんな危険生物たちを、個人的な勉強も兼ねてまとめてみます。
あ、記事内容は秋田基準なので。念のため。

危険生物FILE.01『熊(クマ)』

ツキノワグマ
あの腕っぷしのいい黒いやつです。
秋田に生息しているのはツキノワグマ。
「ヒグマに比べると比較的温厚で、人との接触は避ける、また食べる為に人は襲わない」とされてきたツキノワグマですが、2016年の鹿角市での人食い熊事件があってから、ちょっとイメージが変わってきてます。
秋田県では生息頭数もハンパないので、危険生物として真っ先に挙げさせてもらいました。

危険生物FILE.02『スズメバチ』

スズメバチ
どこからともなく現れ、すぐ近くでものっ凄いアピールしてくるスズメバチ。
オオスズメバチになると、もうとんでもない存在感。
それはもう、焦げたシャウエッセンが飛んでるかのよう。

攻撃性は高いですが、危害を加えたり巣を踏んづけたりしない限りは襲ってくることはない・・・と信じたい。
刺す前に周囲飛んで威嚇したり頭突きしてきたりするので、『負けるか!』なんて無駄に突っ張らずに潔く引きましょう。

『黒』に寄ってくる習性があるので、できるだけ明るい色の服装にするとか対策はできます。

危険生物FILE.03『猪(イノシシ)』

イノシシ
熊ほどニュースにはならないですけど、うっかり突進されたらひとたまりもない・・・!
彼らも「非常に神経質で警戒心の強い動物」っちゅーことなんで、人を避けようとするみたいです。

秋田では「居ない」と言われてたエリアもあったのですが、以前よりも生息域が拡大してきてます。

危険生物FILE.04『マムシ』

マムシ
言わずと知れた毒ヘビ。
銭形の模様が特徴的なやつ。
攻撃的で、死亡例も多いです。

けっこう見かけますが、近づいただけですぐに体をオレンジにして威嚇してきます。
対岸から泳いできたなんて話も・・・。

近寄るのはやめておきましょう。

危険生物FILE.05『ヤマカガシ』

ヤマカガシ
厄介なのがこいつです。
マムシ等の毒とは違い、ヤマカガシの毒には強い血液凝固作用があります。
噛まれると小さな血栓ができ、それにより・・・
まぁ、詳しくはWikipediaで調べてください。

基本的に穏やかなヘビですが、生息数が多く毒に対する特効薬がないです。
カエルを好んで捕食するため、カエルの多いエリアでは気を付けましょう。

危険生物FILE.06『ヤマビル』

ヤマビル
『ミミズの仲間』というと、「なんだ、そんなもんか」というイメージですが、人や動物の熱や二酸化炭素、振動などを感知して近づく、時には頭上から降ってくるヤマビル。
基本的に、寄生虫や感染症がどうってことはないですが、衣類が血まみれになったり、出血が止まらなかったりしますし、見た目も相まって明らかに「不快」です。

塩やアルコール、火、あとはお酢なんかが効果があるので、山に入る時には準備をしておくと安心です。

危険生物FILE.07『マダニ』

マダニ
誤解のないように言っておくと、マダニ自体には特に毒性はありません。

が!!

問題は、マダニが媒介する感染症です。

ダニ媒介性脳炎や日本紅斑熱、Q熱など様々な感染症があり、場合によっては死に至ります。
山に入る際には長袖・長ズボンを着用する、帰宅後はすぐに着替え・入浴するなどの予防策をとりましょう。

まとめ

さて、今回は渓流の危険生物として7種を紹介しましたが・・・

ぜんぶ怖っ!!

渓流釣りに行く時には、しっかりと予防策をとりましょう。
間違っても、「知るか!俺は半袖・短パンがいいんだ!」なんて自殺行為をしないように!